いちたすにぶんのいち

文体も内容も頻度もむちゃくちゃ

とにかく交通費を安くするポイント5選

交通費が出せなくなりつつある人向け。

東京メトロとバスの話ばかりですが、他の交通手段のユーザーにも使えないことはない……はず。

1.回数券

ベタベタですが、回数券。

私の最寄りがメトロなのでメトロの話になって恐縮ですが、最寄りが東京メトロの人は本当に買うべき。券が区間じゃなくて金額なので、どこの駅からでも乗れるしどこの駅にも降りられます。乗り越し精算も可です。額面と比べて足りない分を清算します。

また、土日休日用回数券は10枚分の値段で14枚買えます。これ、メトロの200円区間だと一枚約143円になって、170円区間に乗ってもお得なんですよね。すごい安い。

私は普通回数券と土日休日用回数券を常に持ち歩いています。期限を切らしたことはないです。

時差回数券は私の生活には合わなかったので買ってないです。

デメリットは、ちょっとめんどくさいのと、本当にお金がない時は10回分の運賃を一度に払えないということです。

2.一日乗車券

またメトロか、という感じですが、600円で24時間乗車券が買えます。4回以上乗るなら大体お得になります。

また24時間なので、日を越しても使えるのがポイントですね。前日夜に二回、翌日午前に二回、という使い方ができます。

私は計算下手なので回数券で乗っちゃいますが、後から考えると24時間乗車券の方が安かったなあという時は時々ありますね。

他の鉄道・バスでもよくやっているので、(1日か24時間かは要チェックですが)1日に何度も乗る用事のある人は是非使いましょう。

3.自転車シェアリング

別の記事に丸投げですが、使いどころを考えれば便利で安くなります。

詳しくはこちら

4.電車の乗り継ぎを使う

使える時が限られますが、ほんの少ししか用がないという時で、かつ目的地が乗り継ぎ可能な時、乗り継ぎ用の時間内に用件を済ませてしまうという手があります。

30分あればちょっとした買い物くらいは済ませられます。どこの改札が近いか、とかも考えておいたほうがいいですね。

ちなみに渋谷の半蔵門線副都心線改札は出た改札から入れました。他はよくわかんないです。

当然ですが、乗車駅と降車駅は同じにできないので、そこは適当に近い別の駅で降りましょう。都心の民ならいける。

ちょっと倫理的にギリギリの感もありますが、大回りの変形版ということでここはひとつ……。

5.都バスの乗り継ぎ料金を使う

マイナーですが、都バスにも割引料金があります。

PASMOを使って都バスから都バスへ乗り継ぐときに、運賃精算時から90分以内に次の運賃精算をした場合、大人100円/小児50円を自動的に割引くサービスです。

運賃精算時というのがミソで、つまりは乗車時です。乗車から次の乗車まで90分以内だったら適用されます。

なぜか同じ路線(別のバス停でしたが……)でも割引されました。

あまり使いやすくはないですが、たまに都バスを使うときには少し考えると安くなるかもしれません。

ちなみにバス特とかいう別の割引サービスもありますが、そう意識して使えるものでもないので今回はパス。

細かい規定はこちらバス特についても載ってます)

6.コミュニティバスを使う

乗れるところや目的地がかなり限られますが、大抵一乗車100円と安価です。自分の住んでいる地域のものくらいは知っていても良いかと思います。観光にも使えます。

難点は、運行が一方通行で方向によっては本当に使えないところと、便数が少ないところですね。乗る場所によっては異様に遠回りになることもあります。

あと単純にルートや時刻表が調べづらいのもちょっと……。地図アプリには反映されてないので、いちいちpdfを外出先で見ることになってしまいます。乗り継ぎも考えないといけません。

とか言いつつも本当に安いしちょっと歩くの面倒なときにサクッと使える感じは手放しがたいですね。割と使います。

まとめ

本当は5選にするつもりだったけど6選になってました。

私が実際に使っている頻度だと、1>>>>>>6>>2>3=4=5、とだいぶ回数券に偏ってますが、本当に回数券安いのでみんな買いましょう。手軽だし。もはやsuicaとか物買うときにしか使ってないです。

そしてGoogleマップは早く運賃安いルートの検索機能を入れてくれ。と思って記事を下書きに転がしてたらいつのまにかできてた。

また放置Webサイトなんか拾ってきたの!? 元の場所に返してきなさい!

とある学生団体のサイトの引継ぎ資料を書いている。

上から引き継がれたのはほぼサーバーのパスワードだけ。とはいっても、古のオタクである私はHTMLが書けるので特に困ったことはなかった。

むしろこれからが問題である。

誰も管理できないWEBサイト

我が団体は結構大きくなってしまったので、今更サイトをたたむとか、そんなことはできない。Twitterだけが連絡先という団体も多くあるが、ある程度の規模ならSNS以外の窓口は必須だ。むしろどんどん内容を充実させていくべきなんだろうと思う。けれど、それをするスキルのある人物がどこにもいないのである。

ちゃんと人材育てろよ、という突っ込みは至極もっともだ。しかしたかだか学生団体、本気でやりたい人ならまだしも、2,3年で、趣味で、という条件でまともな人材を育てるのは難しい。だいたい私だってこの団体のサイトつくるまでに「ヘミオラのお部屋」みたいなサイトから始めて10個くらい作っているのだ。それくらいやらないとモノにはならない。私でさえなってない。

話がずれるが、世の人間は結構ITリテラシーが低い。家電量販店でMSOfficeの入ったパソコンを買う新大学生は多い。でもそのOffice、社会人になってから使うか? ていうか使えるのか? しかもイマドキの大学はだいたいMicrosoftと仲良く、大学で一括してOffice365(期間契約のOffice)を契約してくれている。1TBのOnedriveも付いてくる。WordやExcelでは編集中ファイルの自動バックアップもしてくれるから、急なクラッシュや電池切れも安心だ。卒論生はみんなこれでバックアップ取れ。gitとか言わないから。

ITリテラシーの低さと言えば、Twitterアプリで、あるときから「電話番号を登録してください」または「あなたのメールアドレスはこれですか?」というポップアップが表示されるようになった。(私は死んでもTwitter社に電話番号を教えないと決めているので、登録してあったときに電話番号の確認をされるのかは分からない)それを「あやしい」「変な広告が出る」「ウイルスかもしれない」と言っている人がいたのだ。なんでもいぶかしがるのは結構なことだが、信頼すべきところはきちんと信頼すべきではなかろうか。家に簡易裁判所から手紙とどいたら架空請求でも無視しちゃいけない、みたいなものだよ。

脱線した。

とにかく、HTMLのコードを見てやってもいいと思ってくれる人はそう多くない。だいたい「うわー……難しそう」みたいな反応しかもらえない。受験生のころ学習した英語のほうが難しいわ。英語もたいがいアレルギーの人いるけど。

セキュリティという課題

私はslimでコードを書き、静的サイトジェネレータに突っ込んでいた。もとはと言えばphpとか使えない無料サーバーでも楽にサイト更新したい!と思ったのがきっかけだったけど、一方でセキュリティ面の高さもポイントだった。趣味のwebデザイナーなので、セキュリティ面まで責任が取れないのだ。

しかしながら、手打ちで全部やるためにはずいぶん手間暇がかかる。共通部分の書き換えのためには手動でHTMLポチポチするか、静的サイトジェネレータの使い方を覚えねばならない。(しかもwin機では動作がおかしくなりがち)海外製のジェネレータなので、不具合と戦うためには英語力が必要である。

はい詰み! 誰もこんなことしたがらない!

というわけで、私は泣く泣くphp化を決行することにした。共通部分を分離して、includeで読み込ませた。全ページphp化である。ディレクトリインデックスにしてあったので、その点だけは良かったと思う。

でもネットを見れば、これは危険だあれは危険だなどといろいろなことが書いてある。もうよくわからない。

もっと言うと、データベースを使った簡易な検索システムも導入してあって、そちらもセキュリティ的に問題があるのかよくわからないまま引き継いでしまうことにした。申し訳なさはあるのだが、いろいろな事情により外部サービスも厳しく、再び開発するのも大変だし、なにより私が手を入れたところで問題の有無が分からないという状態は変わらない。。

中途半端に名前だけ先行しているので、あまり不安がある状態で置いておきたくはないのだが、なんかもうしょうがない。あきらめた。変なアタックとかやめてください。

もしこれからあなたがサイトを作るなら

このブログ誰も見てないだろうから別にいいんだけど、もしこの記事を読んだ人がなんかの団体の代表だったりして、そろそろサイトが必要かなと思ったなら、二種類の提案をしたい。

  1. お金をかけられない:wix, jimdo, AmebaOwndに頼る

  2. お金をかけられる:独自ドメインを契約してwix, jimdo, AmebaOwndに頼る

本質的にあんまり違わないが、これがベストだろうと思う。

もちろん、永続的にサイトの面倒を見てくれる人が団体にいるなら好きにすればいいけど、そうじゃないならこれがベストだ。progateでHTMLを学ぶより、こっちのほうがいい。

web界隈は流れが速すぎる。面倒を見切れないペットを飼わないように、面倒を見切れないサイトは作ってはいけない。

panpanyaを紹介する

panpanyaのことは長くゆったりと推していきたいと思うのであまりファンが増えてもしょうがないかなと思うのだが、私が紹介文を書いたところで大して影響もないだろうし書くことにする。

前に一度twitterで装丁がめちゃ凝ってると言ってバズってたのでもしかしたら見たことがある人もいるかもしれない。全部凝ってるので是非買ってほしい。パンパンヤと読む、らしい。

panpanyaの描くものは要するに雰囲気マンガだ。そして、足摺り水族館の帯にある「寝入りばなに見る夢のような作品たち」という言葉でほとんど説明できる。でもそれだけでは意味がわからない。

私は雰囲気マンガをそれほど読んではいないのでなんとも言えないのだが、「虹ヶ原ホログラフ」とか、「ねじ式」とか、アニメだけど「輪るピングドラム」とか、その辺の雰囲気重視の作品はどうも苦手だ。何がダメかというと、地に足ついてない、現実なのに現実じゃない感じがぞわぞわするのだ。

若干脱線するけど、USJのハリポタの3Dの乗り物に乗って、途中で止まってしまったことがある。あの時はめちゃくちゃ怖かった。せっかく空想の世界を楽しんでいたのに、その世界が一瞬で崩れてしまう恐怖。(思うにリコールのCMが怖いのも同じだと思う。)

なんというか、雰囲気マンガには、そういう見ているものを担保してくれない空気があると思う。

そこでpanpanyaである。

panpanyaが推せるのは、最後に必ず我々を現実に返してくれるところだ。さっき引いたように、夢なのである。きちんと目覚めまで描いてくれる。読者は不思議世界に置いてけぼりにならずに、現実に立ち返ってこれる。

それは置いておいても、panpanyaの視点は素朴で、日常的で、SF=すこしふしぎと呼ぶような世界観がある。それだけでも十分お勧めするに足ると思うが、とにかく私が推したいのは、上記の点だ。

雰囲気マンガが苦手な人にはぜひ一度手に取ってもらいたい。あと装丁フェチの人。

そうでないなら市川春子の初期短編集も似た感じ。もうちょっと意味不明寄りだけど。(宝石の国は読んでないのでコメントは差し控えます)

4文字の魔力

ずいぶん放置してたけど、まあいいか。


4文字(というか4音節)の収まりの良さは不思議である。

人のあだ名をいろいろあげてみると、どうにも4音節に落ち着く場合が多い気がする。

松山ケンイチ(または松平健)→マツケンに代表されるような、名字と名前から二音ずつ取るパターンは、あだ名界隈でも良く使われると思う。

のぞみ、のどか→のんちゃん というのもあるあるな部類だろう。というか女の子の一文字+撥音(促音、長音)+ちゃんのパターンは本当に良く見られる。チームB推しの歌詞を見ればよく分かる。

AKBと言えば、ゆきりんのような〇〇りんのパターンもある。あんまりゆき以外と合体するパターンを知らないけど、間違いなくあると思う。まみりんとか。さきりんとか。くるみちゃんでくるみんというパターンは知ってる。

二音を繰り返すパターンも多い。リサリサとか。違うって? でも身近な人を思い浮かべればたぶん1人くらいは思いつくと思う。

本人の名前におまけのように一文字二文字を付けて4音節にするパターン、かなりいるんじゃないだろうか。

一昔前、とにかく4文字タイトルがはやった時期があった。けいおん!とか、らき☆すたとか、ゆるゆりとか。と言ってもけいおん以外はパッと出てこなかったので調べてしまった。そしてそこまではやったというわけでもなかった。

もともと4文字のタイトルはもちろん、略称を4文字にした作品も多かった。俺妹(俺の妹がこんなに可愛いわけがない)とか、おにあいお兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ)とか、おちんこ(お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!)とか、妹系アニメしか出てこなかったけど、とにかく4文字というのはどこか魔法的な親しみやすさを作っているんだと思う。人退(人類は衰退しました)もあったね。

そう考えると、逆に4文字ではないあだ名が定着する理由が気になってしまう。

パッと思いついたのは〇〇〇っちだけど、これは5音節の方が落ち着く気がする。たまごっちのせいかな。

まゆゆとかももちとか3文字系も一定数いるけど、この辺も4文字にできそうと言えばできそうな気もする。

あとかなり謎なのが、お父さんお母さんお兄ちゃんお姉ちゃんの類。これらはおを取れば全部4音節になる。4音節が呼びやすいなら、もっとおが取れてもいいような気がする。ていうか今気づいたんだけど、おじさんおばさんのおは敬称のおではないんだね。

適当に書いてるのでなんとも言えないけど、もうちょっと考えてみたい話ではある。

自転車シェアリングしてみて

街中で自転車乗りたい人のための記事です。

当然のごとく自転車シェアリングをやっている地域(千代田区中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、渋谷区)に住んでいる人を対象にしています。

ケチな学生が書いているのでコスパの話が長いです。

自転車シェアリングそのものに関する詳細はこちらをご覧ください。

とりあえず結論

  • 大抵のところは電車で行ける

  • 家の近くと目的地の近くにポートがあれば利用価値あり

  • 利用時間は30分以内にしないとお得感がない

  • 電動自転車はすごい

概説

使い方は単純です。必要なものはICカードと支払い用のクレジットカード。以上。(なくてもカードもらえます、面倒だけど)

借りられるのは電動自転車です。

  1. 会員登録します(ネットだけで完結します)

  2. 自転車ポートに行き、カードの初回登録をします。

  3. 自転車を借ります。

  4. 好きなポートで返却処理をします。

終わり。

好きなところで借りて好きなところに返せる! すごいね! 他の区でも良いよ!

なんでシェアリング?

都会民にとっては真理だと思うんですけど、23区内から23区内の移動で困ることってまずないです。電車とバスが縦横無尽に駆け巡っているので。最寄り路線が〜というのも、どうせ最寄りがメトロだから、乗り継ぎでどうとでもなる。(都営線でもほぼ同じ)

ならシェアリングいらないんですけど、本当にごく僅かに、徒歩50分電車40分バス50分とか絶妙な距離で絶妙に時間がかかるところがあるんですよね。徒歩50分だと自転車なら25分くらいだし。そういう時に使うのがいいと思います。

私が自転車買わないのは、使用頻度が低いのと、周囲にきつい坂が多すぎて電動自転車じゃないと厳しいのと、電動自転車が高いせいです。

使い方

利用時間は30分以内がベストです。都度会員なら30分150円、以降30分ごとに100円ですが、250円かけるなら電車やバスの方が安いし早いです。

利用時間を30分以内にすると、移動できる箇所もだいぶ限られます。目的地の近くにポートがないといつまでも貸し出し中になるので、どこにポートがあるかも確認しましょう。勝手な印象ですが、新宿区、渋谷区、文京区はまばらで、港区、中央区千代田区は多い印象です。これが資金力の差か……。江東区はよくわからないのでパス。

あと単純ですが着くまでの道がどうなっているかも大事です。幹線道路を渡るのは本当に面倒なので、住宅街を突っ切る方が楽だと思います。良い道が存在してるか? は出発前に要確認です。電動自転車なので、坂は考慮に入れなくても良いかと思います。

あと日に何回も乗ったり降りたりするのも向いてないと思います。東京メトロ24時間乗車券が600円なので、せいぜい目的地二つが限度でしょうか。1日パスも1500円でまあ高い。

本当にすごく乗るなら月額会員もありですが、個人的にはそんなに乗るなら買った方がいいのでは? という感じです。

月額会員でおすすめなのは、むしろ買おうと思ってるけど踏ん切りがつかない人へのお試し利用です。これ提供側は何も考えてないと思うんですけど、このお手軽さで試せるのならありです。電動自転車高いし。乗り心地慣れないし。これでもやっぱり利用時間は30分以内がベースになりますが。


まとめ

以上、自転車シェアリングしてみた感想でした。

使い方を限ればいいサービスではないでしょうか。登録だけならタダだし、何かのためにとりあえず会員になっておくのも手だと思います。

あとは値下げとポートの増加が課題ですね。今の料金では電車に比べてアドバンテージがなさすぎるし、自転車のいいところは細かい目的地に対応できる部分なので、ポートが少ないと利便性がだいぶ落ちます。現状でも結構あるんですが、それでもまだ少なさは否めないと思います。新宿区とか謎の穴があるし。なんでですかね。

自転車は好きなので、もっと便利なサービスになってくれたらいいなあと思います。

補記:より良い自転車ライフに向けて

じゃあ使ってみようという人向けポイント集。

いうほど私も使い込んでないんですけどね。

サドル

地味に大きい問題がこれ。

いろんな人が乗るのでサドルの高さがマチマチです。レンタルしてからサドル直すと時間の無駄なので、ちょうど良い高さのものを選ぶか、先に直しましょう。

たまにめちゃくちゃ固く締めてあるやつがあるので注意です。

電動自転車

あんまり使われてないやつを引くとバッテリーが空っぽで、最初はアシストしてくれない時があります。確認できたかどうか覚えがないですが、気をつけてください。オフにしてしばらく走ってると充電してもらえます。

また、初めて電動自転車に乗る人は、アシストされてる時の感じが独特なので、事故らないように安全運転しましょう。なんか背中を押されてる感じがします。アシストオフなら関係ないです。

ポートの利用時間

ポートある! と思っても、ポートのある施設の利用時間と同じになっているところがままあります。行っても返却できずにいつまでも利用料金が発生するのは癪なので、調べましょう。

片道だけ自転車

これはすごくニッチな使い方だと思うんですが、好きなところに返せるという点から片道だけ自転車という選択肢が生まれます。

片道は送ってもらえるとか、運動した後で疲れてるとか、片道は車通りの多い時間帯で自転車はちょっと……という人も安心。

私はうっかり行った先でお酒飲んだ時にこの方法をとりました。無能。

支払いタイミング

ほとんどの人には関係ないと思うんですが、月末締めの請求なので、その時カードの枠が残ってなくても自転車乗れます。

これ落とせなかったらどうするんですかね。

補記2

最近なんか知らないけど、運悪くメンテナンス中の表示が出て借りられない時があります。台数が少ないと詰みます。

自由に生きるとは(江國香織『思いわずらうことなく愉しく生きよ』)

めずらしく読書感想文を書くことにする。なんか書かないといけない気になった。

先に断っておくと、その話は少しだけだけど、わたしは多少DV萌えの気がある。


どんな本

読んだのは江國香織の『思いわずらうことなく愉しく生きよ』だ。 数年前に「カレ・夫・男友達」というタイトルでNHKでドラマ化されてた。別にそれを見ていたわけではないけど、たまたま見たシーンが印象的で、そこで原作を知った。

どのシーンかというと、ユースケ・サンタマリア木村多江を後ろから抱きしめ手を這わせるところである。何が良かったのかビビッとくるものがあって調べたら、DV夫の役だというので、納得した。一瞬でもこういう作品を嗅ぎ分けるのは得意だ。

もっとメンヘラぽいかと思っていた

というわけで、基本的に薄暗い恋愛小説を読むつもりで読み始めたけど(一応三姉妹の話であるのは把握していた)前半はびっくりするくらい記憶にない。数年のうちにわたしの精神も変化したのか、DVにも素直に萌えられないし、年齢差のせいか共感もしづらく、話に起伏がなくて退屈だ。

あ、この本面白いかもと思ったのは麻子が家出してからだ。その辺からだんだん「分かる」が増えていった。話としても状況が動いて引きがある。

分かるといっても、たぶん共感するというよりは、「あなたってそういう人だよね」という「分かる」だろうと思う。三姉妹の生き様を見てきて、ようやく思考の流れを掴んだのだ。

残りはすっと読めた。紆余曲折を経て、それぞれにささやかで大きな(この印象は文体によるところも多いだろうが)変化が訪れる。

ハッピーエンドでもないしバッドエンドでもない。物語の最後で会っている男と添い遂げる未来も、別れる未来も簡単に予測できる。人生にはそれくらいの起伏があってしかるべきだ。

突然のニーチェ

思いわずらうことなく愉しく生きよ、というのは三姉妹の家訓だけど、享楽的に過ごすのとは違う。現実の不幸から目を背けることでもない。

こんなところで突然ニーチェを持ち出すのは気持ち悪いが、彼の説のうちに超人思想というものがある。詳しいことはwikipediaにお任せしたいし、わたしも理解しているとは言い難いが、三姉妹の生き方はそれに近い気がする。


自分の意思で生きる、というのは難しく、世間の波は簡単に我々を飲み込む。

三姉妹は己を取り戻し、己を貫き、己を見つけて、確固とした自分に寄り添っている。

半端な励ましや同情しかできないわたしたちは、ただ憧れを持って、あるいはその家訓を胸に、いつかの未来を想像して彼女たちを見つめるのだ。