いちたすにぶんのいち

文体も内容も頻度もむちゃくちゃ

4文字の魔力

ずいぶん放置してたけど、まあいいか。


4文字(というか4音節)の収まりの良さは不思議である。

人のあだ名をいろいろあげてみると、どうにも4音節に落ち着く場合が多い気がする。

松山ケンイチ(または松平健)→マツケンに代表されるような、名字と名前から二音ずつ取るパターンは、あだ名界隈でも良く使われると思う。

のぞみ、のどか→のんちゃん というのもあるあるな部類だろう。というか女の子の一文字+撥音(促音、長音)+ちゃんのパターンは本当に良く見られる。チームB推しの歌詞を見ればよく分かる。

AKBと言えば、ゆきりんのような〇〇りんのパターンもある。あんまりゆき以外と合体するパターンを知らないけど、間違いなくあると思う。まみりんとか。さきりんとか。くるみちゃんでくるみんというパターンは知ってる。

二音を繰り返すパターンも多い。リサリサとか。違うって? でも身近な人を思い浮かべればたぶん1人くらいは思いつくと思う。

本人の名前におまけのように一文字二文字を付けて4音節にするパターン、かなりいるんじゃないだろうか。

一昔前、とにかく4文字タイトルがはやった時期があった。けいおん!とか、らき☆すたとか、ゆるゆりとか。と言ってもけいおん以外はパッと出てこなかったので調べてしまった。そしてそこまではやったというわけでもなかった。

もともと4文字のタイトルはもちろん、略称を4文字にした作品も多かった。俺妹(俺の妹がこんなに可愛いわけがない)とか、おにあいお兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ)とか、おちんこ(お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!)とか、妹系アニメしか出てこなかったけど、とにかく4文字というのはどこか魔法的な親しみやすさを作っているんだと思う。人退(人類は衰退しました)もあったね。

そう考えると、逆に4文字ではないあだ名が定着する理由が気になってしまう。

パッと思いついたのは〇〇〇っちだけど、これは5音節の方が落ち着く気がする。たまごっちのせいかな。

まゆゆとかももちとか3文字系も一定数いるけど、この辺も4文字にできそうと言えばできそうな気もする。

あとかなり謎なのが、お父さんお母さんお兄ちゃんお姉ちゃんの類。これらはおを取れば全部4音節になる。4音節が呼びやすいなら、もっとおが取れてもいいような気がする。ていうか今気づいたんだけど、おじさんおばさんのおは敬称のおではないんだね。

適当に書いてるのでなんとも言えないけど、もうちょっと考えてみたい話ではある。